〔DX3rd〕Beast Bite InsideのHOについて

折角なのでHO解説シリーズ第二弾です。

今回はシナリオ集「果てなき飢えへの覚醒め」に収録されているシナリオNo.2 Beast Bite Inside のHOについてです。

 

このシナリオではオープニングで一般オーヴァードからバイサズオーヴァードに覚醒させられたPC①を軸に、その元凶であるジャームに対する復讐を他のPCが手伝うというような筋書きになっています。

 

PC①はいわゆる覚醒枠なのですが、このステージに独特の「オーヴァードからさらに覚醒する」という要素を持っています。サンプルシナリオにはステージ独自要素はできるだけ詰め込みたいという考えからここは外せない一点でした。さらにはその原因が敵ジャームで、支部はそいつらによって全滅しているというかなりヘビーな設定です。ロールと話の進行をすり合わせる必要があるので難しい役回りとなるでしょう。このシナリオではヒロインたる東方の出番はあまりないのでオープニングでしっかり関係を作っておくことをお勧めします。

 

PC②はB.I.N.D.S.の所属ですが、なんらかの任務のためPC①と同じD市支部に滞在していたという設定です。これは「D市支部からしたら外部の人間だがPC①と復讐心を共有して敵ジャームに当たってほしい」というコンセプトからこのようなちょっと不可解な設定となっています。そのため回想シーンではできるだけ初川支部長と交流を結び、D市支部への愛着を育ててから本編に入って欲しいところです。

 

PC③からは完全に外部の人間となります。PC③は支部全滅の知らせを受けた金剛寺からの指令で事態の鎮圧に乗り出すB.I.N.D.S.部隊長という役割です。とはいえ事件と全く無縁ではPC①、②と温度差がありすぎるので敵ジャームであるグラヴィティホールと因縁があるとしています。さらにシナリオ中PC①、②を一時的に部下として扱うので彼らのフォローという別の任務も書き添えてあります。

 

PC④については当初、単なるPC③の部下という扱いでした。部隊を派遣すると言っている以上PC③だけでは格好がつかないのでそこを埋めるという消極的な存在でした。しかしテストプレイを見ているとそれではどうしてもPC③以外との関係性が生まれづらいということに気付きました。そこで「かつてD市支部に所属」「バイサズ覚醒によって追放」といった設定を加えることでPC①、②との対比や会話の糸口を作りました。この部分が実際に効果が出ているのかはまだ未確認なので、回してみた方はご連絡ください。

 

シナリオ全体としてはオープニングの演出やミドルでの話の展開など、ちょっと冗長だったり強引だったりする部分もありますのでそこは適宜GM判断で変更して頂ければと思います。エネミーの描写、特に変身描写、には力を入れて書いたつもりですので、敵と味方の変身バンクをきっちり演出したい方にはお勧めのシナリオです。